(1)ご相談内容
行政の採水で水質を指摘されることもあり、基準値を超過しない運転管理がしたいとのご要望があった。
(2)問題点
BODとSSが年々増加傾向であり、下水放流基準値を超過することがたびたびあった。
脱水機のろ布は破れ、8年以上使用していない。カゴスクリーンに穴が開いていおり、調整槽へ固形物の流入がある。
汚泥の引き抜き作業が手動で行われ、頻度や時間が決められていなかった。
機械の故障が多いことから管理に重要な作業自体避けられ、結果処理の不安定につながっていた。
(3)課題
付帯設備の修繕メンテナンスができていない。
運転管理方法の見直し。
改善する方法がたくさんあったため、金額・メリット・デメリットなどをお客様とミーティングを重ね、優先順位を決める必要があった。
(4)解決方法・結果
優先順位をつけた修繕により、処理水質を改善。
下水基準値超過は年5回程度起きていたが、改善後年1回だけとなった。