(1)ご相談内容
設置から30年以上経過する制御盤の経年劣化により、機器故障や発火のリスクが増大していた。
(2)問題点
使用機器の停止や新規および仮設機器の設置により、盤内の機器・配線が煩雑・複雑であること。
ブロワ始動回路に問題があり、始動時に負荷が大きく機器が壊れやすい状況であった。
制御盤の図面にこれまでの変更箇所の記載がないことがあるため、トラブル対応に多くの時間がかかること。
制御盤の経年劣化・腐食。
(3)課題
重大事故・災害を防止し、安全な制御盤にする。
トラブル発生時に迅速に対応する。
操作が簡潔・明瞭で、後継者への引継ぎを容易にする。
(4)解決方法・結果
機器、配線、図面の更新・整備により、重大事故や災害に遭う可能性が大幅に低減し、作業性、安全性が大幅に向上した。
操作性を向上するため、タッチパネル方式を採用した。
タッチパネル方式の導入により、機器稼働状況の確認やタイマー設定等が容易となったため、作業効率が向上した。
トラブル発生時の対策として、SACRA を導入した。
SACRAシステムおよび濁度計の導入により、流入・機器異常のトラブルを早期発見・対応できるように改善された。トラブル対応費は年間約 45万円の削減ができ、電力費は年間約 100 万円削減できた。