(1)ご相談内容
加圧浮上処理水の水質変動により生物処理槽への負荷が変動し、処理水質が安定しない。
(2)問題点
加圧浮上処理の薬注量調整方法が標準化されていなかった。
(3)課題
調整槽の容量が小さく、流入水量の変動が大きい。
原水の水質変動が大きい。
凝集剤添加量の明確な基準値がなく、現場担当者の経験による調整となっている。
(4)解決方法・結果
薬注調整を困難にしている要因を特定し、設備的要因と人的要因に分解。
数種類のデータを解析し、注入量の算出方法を確立させた。理論値にさらに補正をかけ、より過不足のない注入量を算出することに成功した。
調整回数を減らすことで、年間約68万円のコスト削減が見込まれている。